WASEDA EDGE Youth Innovators development program

PAST PROJECTS 過去の取り組み

高校生アントレプレナーシップ シンポジウム(2023年3月17日)

早稲田大学ではWASEDA EDGE人材育成プログラムを中心とした様々なアントレプレナーシッププログラムが展開され、多くの学生が刺激を受けながら、ビジネスの検討プロセスを体感したり、実際に起業に向けて活動していたりします。

一方、世界的に見れば、アントレプレナーシッププログラムは決して大学教育固有のものではなく、高校生以下の早い段階でも関連プログラムに触れたり、社会の課題解決について考え、行動する機会が提供されることは極めて重要なことであると考えられています。日本の高校でも探求授業等を介してアントレプレナーシップに関わる授業が展開されていますが、大学入試の関係もありそのような機会が十分であるとは言えないことが指摘されています。

早稲田大学は三菱みらい育成財団の助成を得て、2022年度からは高校生を対象としたアントレプレナーシッププログラムも提供しています。本シンポジムでは、こうした取り組みを今後も進めていくに際し改めて高校におけるアントレプレナーシッププログラムの意義を確認するため、アントレプレナーシッププログラムに関わっている実務者や有識者、若いときからアントレプレナーとして活動している方々を登壇者に招き、高校生がアントレプレナーシップを身に付けることへの思いを語っていただき、意見交換をいたしました。また、第二部のワークショップでは、高校生を対象として、スタンフォード大学で生まれた「Design Thinking (デザイン思考)」を学ぶグループワークを実施し、幅広い層からの参加者が意気揚々と活動を行いました。

当日の様子について、ダイジェスト版になりますが映像作品を作成しましたので、新しいことに挑戦してみたい高校生、アントレプレナーシップ教育に興味・関心のある方は、是非ご覧いただければと思います。

実施したプログラムの詳細について

日時:2023年3月17日(金) 9:00-14:10

場所:渋谷スクランブルスクエア15階 SHIBUYA QWS スクランブルホール

司会
第一部 松本 綾香(早稲田大学生命医科学科3年)
第二部 笹野 朋子(早稲田大学経営システム工学科2年)

開会挨拶
柴山 知也(早稲田大学 リサーチイノベーションセンター 統括所長)

来賓挨拶
坂本 修一(内閣官房 内閣審議官)

第一部

基調講演 「アントレプレナーシップ教育が必要なワケ」
小宮山 利恵子(株式会社リクルート スタディサプリ教育AI研究所所長/東京学芸大学大学院教育学研究科 准教授)

パネルディスカション 「高校生へのアントレプレナーシップ教育」
*パネリスト
一木 広治(株式会社ヘッドライン社長/ピースコミュニケーション財団代表理事)
林 千晶(株式会社Q0代表取締役社長/株式会社ロフトワーク創業者・前代表取締役会長)
島岡 未来子(早稲田大学教授/神奈川県立保健福祉大学教授)
小宮山 利恵子(株式会社リクルート スタディサプリ教育AI研究所所長/東京学芸大学大学院教育学研究科 准教授)
*モデレーター
朝日 透(早稲田大学教授)

パネルディスカション 「高校生が新しいことに挑戦するためは」
*パネリスト
鈴木 寛(東京大学教授)
平原 依文(HI合同会社 代表/青年版ダボス会議 One Young World 日本代表)
椎木 里佳(株式会社AMF創業者・代表取締役社長/NHK中央放送番組審議会委員)
源田 泰之(ソフトバンク株式会社 人事本部長・総務本部長/孫正義育英財団 事務局長)
*モデレーター
朝日 透(早稲田大学教授)

第二部

基調講演 「アントレプレナーシップをもって高校時代を過ごす楽しみ」
出雲 充(文部科学省 起業家教育推進大使/日本経済団体連合会 審議員会副議長 スタートアップ委員長/株式会社ユーグレナ 代表取締役社長)

「高校生のためのデザイン・シンキング ワークショップ」
*ファシリテーター
片岡 孝介(早稲田大学研究院講師)
鄭 雅方(早稲田大学助手)
朝日 透(早稲田大学教授)

閉会挨拶
井上 睦子(文部科学省 科学技術・学術政策局 産業連携・地域振興課長)